第251回ハイキング~又兵衛桜観桜ウォーキング

コース 榛原駅ー(バス)ー五十軒バス停ーまちなみギャラリー「石景庵」ー人麻呂公園ー又兵衛桜ー万葉公園かぎろいの丘   ー道の駅「大宇陀」ー(バス)ー榛原駅(徒歩約7キロ)  

令和7年4月6日(日) 晴れ 参加者12名

 天気予報では奈良県宇陀市方面は傘マークが出ており雨覚悟の用意をして出かけましたが八木駅あたりになっても雨が降る気配はなく結局一日中晴のハイキング日和となりました。

「大宇陀行き」のバスに乗り途中で降りて「歴史的町並み」を歩きました。

 この地区は戦国期に領主であった松山氏の居城があり城下集落として誕生しました。その後商家町として繁栄し薬の町としての側面もあり江戸時代後期には地区内に50軒を超える薬種問屋がありました。江戸時代から続くこの町が平成18年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。また宇陀は、古来不老不死の妙薬と信じられていた水銀の産地として知られ「薬の宇陀」として現在に至っています。「薬の館」を通り「石景庵」に寄り一息いれ又兵衛桜に向かって歩きました。馬に乗った柿本人麿呂の石像がある「人麻呂公園」を通りさらに1キロほど歩いて又兵衛桜に到着、100円の協力金を払って敷地内に入ると大勢の見物客が列をなして滝のような枝垂れ桜に見入っていました。樹齢300年、今まさに満開、迫力満点です。大阪夏の陣で秀頼が家康に敗れ大阪城内で自害して果て、その際後藤又兵衛も戦死しましたがしかし生き延びてこの地へ来て僧侶となり一生を終えたという伝説が残っており、その屋敷内にあるところから「又兵衛桜」と呼ばれ親しまれています。幹の周囲3m、高さ約13mの見事な桜です。

 又兵衛桜を堪能したあと来た道を戻り「かぎろひの丘万葉公園」に寄りました。公園にはいろいろな植栽があり東屋がありここで昼食を頂きました。

東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかえりみすれば月傾たぶきぬ

と詠まれた人麻呂の歌碑が建っており遠くに山々を一望でき遙か万葉のロマンに浸りました。このあと少し歩いて13時30分ごろ「道の駅大宇陀」に到着ここで解散、それぞれ榛原駅に向かって帰路に着きました。

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